映画スラムダンクのラストシーンについて解説「宮城リョータはなぜアメリカに?」【THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)】

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映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」(ザ・ファーストスラムダンク)ラストシーンは大変話題になりました。

この記事では、ラストシーンに込められた意図を解説します。

目次

■映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」ラストシーン

映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」(ザ・ファーストスラムダンク)のラストシーンは、宮城リョータが渡米し、沢北とマッチアップするという展開でした。

この展開に驚いた原作ファンは多かったのではないでしょうか。

流川や沢北については、原作漫画でも渡米の考えを抱いていたことは分かりますが、宮城リョータがアメリカに渡るのかと。

井上先生がラストシーンに込めた想いを考察

なぜ宮城リョータが渡米したのかを考察します。

原作漫画のスラムダンクが世に出た後、実際に日本人選手初のアメリカ進出を果たしたのが田臥選手です。

二人は何度か対談を行っていて、井上先生は対談の中で「海外への挑戦を恐れずにしてほしい」という言葉をバスケ界や世の中に対して発信していました。

また、原作漫画のエピソードである「谷沢の渡米」をネガティブに描いてしまったことを後悔しているという話もありました。

安西先生の大学監督時代の教え子だった谷沢。

谷沢は類まれなポテンシャルを持つ選手でしたが、安西先生の厳しい指導に耐えられずに渡米。

基礎を身につけきれておらず、メンバーとのコミュニケーションも取れていなかった谷沢ですが、最終的には悲しい最期を迎えてしまいます。

漫画の構成上、谷沢の渡米が結果としてネガティブな内容となってしまったのですが、渡米をポジティブな挑戦として再度描き直したのが今回の映画です。

対談の中でも語られていたように、渡米というチャレンジを後押ししたいという、井上先生の気持ちが表れていますね。

そして、映画と現実でリンクする内容が、井上先生が実際に取り組んでいる「スラムダンク奨学金」です。

スラムダンク奨学金

「スラムダンク奨学金」は井上先生が主催するアメリカ留学支援の活動です。

アメリカで競技を続ける意志と能力を持ちながら、経済的その他の理由でその夢をかなえられない若い選手を支援することが目的となっています。

映画では、宮城リョータの父がいないという厳しい家庭状況、経済状況が描かれていました。

厳しい状況の中で渡米を果たしているのは、この「スラムダンク奨学金」を活用したと考えられます。

このスラムダンク奨学金の制度では、プレップスクールに奨学生を派遣します。

スラムダンク奨学金では、奨学生をプレップスクールに派遣します。


プレップスクールとは、大学準備や、より高度な教育のための私立の学校のこと。


全寮制の学校も多く、大学準備のための学校である日本の予備校や塾とは概念、雰囲気などが異なります。


NCAA あるいはその上のプロとしてのプレーを目指す外国からの留学生も多く在籍しています。


選手は大学コーチなどがスカウティングに足を運ぶことの多いプレップスクールで活躍することによって、米大学からの運動部奨学金のオファーを受けるチャンスを与えられることになります。


NCAAでは、規則として最低限の学業成績をおさめていないと公式戦でプレーすることができません。


スラムダンク奨学金が奨学生を大学ではなくプレップスクールに派遣するのは、英語を母国語としない日本の選手が、大学あるいはプロを目指すためにはまずプレップスクールが現実的であり、もっとも適した留学先であると考えるためです。

スラムダンク奨学金

つまり、宮城リョータは、高校3年間が終わった後に渡米し、プレップスクール(大学準備校)に通いながら、バスケをプレイしていると思われます。

渡米でのバスケ挑戦で必要となる学力と英語力を学びながら、プレップスクールというステージでバスケにも取り組んでいるというわけです。

引用文にも書いているように、プレップスクールでの活躍がスカウトなどの目に止まったら、大学、そしてプロ(NBA)へという道にもつながります。

ラストシーンの考察まとめ

身長が低く決してバスケ向きではない体型の宮城。加えて経済的にも困窮していると考えられる宮城を、あえてアメリカに行かせることで渡米というチャレンジに対する希望を描いたと考えられます。

また、原作漫画でもアメリカ行きが決定していた沢北は、湘北戦が終わった後にリョータより一足早く渡米し、アメリカで2年目を迎える年にリョータと試合でマッチアップしていたと考えられます。

ちなみに、

●リョータのユニフォームには「THORNE」

●沢北のユニフォームには「EAST MIDDLETON」

という架空のチーム名が書かれています。

流川や桜木も続いて渡米をすることになるのではという妄想も膨らみますね。

今や、NBAで日本人選手が活躍することは、夢の話ではなく、田臥勇太選手、渡邊雄太選手、八村塁選手はもちろん、さらに他の選手が続いていきそうな状況です。

ラストシーンは、バスケを取り巻く時代の変化を反映させたものともいえるでしょう。

一番のメッセージとしては、夢に挑戦したい若者たちを後押すため、井上先生自身が主催する「スラムダンク奨学金」の活動を、映画のラストシーンに盛り込んだのだと考えられます。

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■総合評価&あらすじ

映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」(ザ・ファーストスラムダンク)のあらすじ(プロローグ)

いつも余裕をかましながら頭脳的なプレーと電光石火のスピードで相手を翻弄する湘北の切り込み隊長、ポイントガード・宮城リョータ。

沖縄で生まれ育ったリョータには3つ上の兄がいた。

幼い頃から地元で有名な選手だった兄の背中を追うようにリョータもバスケにのめりこむ。

高校2年生になったリョータは、湘北高校バスケ部で、桜木、流川、赤木、三井たちとインターハイに出場。

今まさに王者、山王工業に挑もうとしていた。

出典:公式サイト

■みんなの評判は?

「THE FIRST SLAM DUNK」は世間でも話題になりました。

まだ書いてなかったな。映画「スラムダンク」年末観たけれど、かなりよかったですよ。

漫画読んでないしスポーツ音痴のバスケ音痴が言うから間違いありません。

山王工戦試合だけで全メンバーのキャラすべて深くわかるしラスト熱くなれるし。

漫画読んでみようかな。

Twitterより

映画スラムダンク、ラストが荒唐無稽なようですごく意味があると思った。

「日本にプロはいねえよ」から25年経って田臥さんや八村塁が現れて、日本のバスケが世界に近づいたからこその展開。

NBAを目指す子どもが出てくることを想像して、井上雄彦さんはあのラストシーンを作ったんじゃないかなと思う。

Twitterより

【まとめ】

映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」(ザ・ファーストスラムダンク)のラストシーンについて解説しました。

家庭的・経済的に苦しい状況にある宮城リョータが「スラムダンク奨学金」の制度のもと、アメリカでチャレンジするというラストシーンを描くことで挑戦の素晴らしさを描いているという考察をしました。

ラストシーンをもう一度見てみたい!

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