iOS 16.4にアップデートした後に、バッテリーの消耗が早くなるという報告が相次いでいます。
この記事では、iOS 16.4で報告されたバッテリーの不具合とその対処法について解説します。
iOS 16.4にアップデート後のバッテリーの不具合報告
Twitterなどでも、アップデート後のバッテリーの問題を報告する投稿が相次いでいます。
Twitterより
iOS 16.4もやっぱりバッテリー持たない問題が解決していないみたい。
国内メディアは新機能ばかり取り上げて、こういう根幹に関わることをスルーするので、
だいたい海外の情報を頼りにしている。 当分はiOS 15で頑張るしかないな。
iPhone 13 miniはiOS 15.7より前に出来ないので。
https://twitter.com/btnrouge/status/1640785569268785153
バッテリーの不具合(バッテリードレイン)について
通常よりも短い時間でバッテリーの消耗が早くなり、電池残量がなくなってしまう症状を「バッテリードレイン」と呼びます。
アップデートの直後は、バッテリードレインが起きやすいのですが、何もしなくても、2、3日経てば治ることもあるようなので、まずは様子を見てみても良いかもしれません。
【本当にアップデートが原因?】バッテリー消耗原因の一覧をチェック!
バッテリーの消耗が早い場合、アップデートが原因ではない可能性もあります。
下記を確認し、あてはまるものがないかチェックしてみましょう。
WiFi・Bluetooth・AirDropを常に ON にしている | 未接続状態でBluetoothやWi-Fiがオンになっていると、接続先を探すため消耗が早くなるので、使っていない時はOFFにする。 |
Appのバックグラウンド更新が ON になっている | Appのバックグラウンド更新をオフにすると改善する場合がある。 手順①: 「設定」から「一般」を開く。 手順②: 「Appバックグラウンド更新」をタップしてオフにする。 |
複数のアプリが開いたままになっている | アプリを開きすぎていると消耗が早いので、使用していないアプリは上にスワイプして閉じる。 |
バッテリーが劣化している | バッテリー劣化状態の確認。 手順①: 「設定」から「バッテリーの状態と充電」を開く。 手順②: 「最大容量」と説明を確認 「バッテリーが著しく劣化」という説明が出ていたら、バッテリーの劣化が原因。(最大容量が85%未満が目安の模様) |
▼チェックリストの最後にある「バッテリーの劣化」については、こちらの記事でも解説をしています。

チェックリストが当てはまらない場合は、アップデートが原因として疑われるので、続きをご確認下さい。
【アップデートが原因の場合】バッテリーの不具合(バッテリードレイン)の対処法
バッテリーの不具合が続く場合は、①iPhone本体の再起動を行ってみて下さい。
再起動によって不具合が解消したという内容がSNSなどでも報告されています。
Twitterより
ios 16 4にアップデートして、Siriの不具合ある方! ひとまず電源入れ無し(再起動)してみてください!! 私はなおりました
https://twitter.com/piroco_roco/status/1640920483037351936
また、②電源をオフにしてしばらく放置することで改善することもあるようです。
再起動①、②で不具合が解消しない場合、③ネットワーク設定のリセットを試してみましょう。
ネットワーク設定のリセットの手順
「設定」→「一般」→「転送または[デバイス]をリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」の順に選択
この方法は、これまで使っていたWi-Fiネットワーク、パスワード、VPN等の設定はリセットされる点に注意してください。
①~③を試しても改善しない場合は、契約している通信事業者、Appleサポートに相談してみることをおすすめします。
まだiOS 16.4にアップデートしていない人は?
まだiOS 16.4にアップデートしていない人は、すぐにアップデートはしないほうが無難です。
iOSの自動アップデートを停止することもできるので、まだの人は停止をおすすめします。
アップデートはバグの修正などのために行われるのですが、かえって後述するような不具合が生じてしまうリスクがあります!
情報収集しながら1カ月後くらいにアップデートしたほうが良いでしょう。
まとめ
iOS 16.4にアップデートした後にバッテリードレインが発生する場合、本当にアップデートが原因かを確認することが重要です。
その上で、アップデートが原因として疑われる場合は、①iPhone本体の再起動、②電源をオフにしてしばらく放置、③ネットワーク設定のリセットなどを試してみましょう。
下記の関連記事も参考にしてみて下さいね。
