映画スラムダンク考察「主人公、構成、タイトルなどについて解説します」【THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)】

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映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」(ザ・ファーストスラムダンク)の考察について解説します。

今回紹介するのは下記の「4つ」。

考察にあたっては、一部「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」(ザ・ファースト・スラムダンク リソース)という井上先生のロングインタビュー等が収録されている本を引用しています。

目次

考察① なぜリョータを主人公にしたか?

まず、多くの人を驚かせたのは、「THE FIRST SLAM DUNK」の主人公が宮城リョータであったこと。

桜木が主人公と思っていたファンは度肝を抜かれたのではないでしょうか。

漫画原作では、宮城リョータは湘北メンバーの中でも、過去がほぼ語られていない人物でした。

井上先生は次のように語られています。

「キャラクターの中で宮城リョータのことをもっと描きたかったんです。連載時、彼のことを描き切れなかった心残りがあったので。」

「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」(ザ・ファースト・スラムダンク リソース)

連載時から「”彼”のことを描き切れなかった心残り」があったという言葉通り、リョータが主人公と思われる「ピアス」という読み切りの収録漫画も作られていましたね。

ちなみに、「ピアス」にも描かれているとおり、宮城リョータのルーツが沖縄という設定も連載当初からあったそうです。

原作ファンは、宮城リョータに対して、クールで安定したメンタルの持ち主という印象を持っていたと思います。

映画では、実は彼が本当は怖がりで「精一杯平気なフリをしていた」という裏側と、父と兄を亡くすという重たい過去を持った人物であることが分かり、宮城リョータ、そしてスラムダンクの物語に深みを与えています。

考察② なぜリョータや家族の回想シーンが多い構成になっているのか?

映画を見た人の中には、「リョータや家族の回想シーンが多すぎ。山王戦の試合をもっと見たかった」という思いを持った人もいるのではないでしょうか。私自身も最初はそう思っていました。

しかし映画の後、漫画原作を見返すこと等もあり、考えが変わりました。

漫画も映画もフィクションなので、展開やキャラクターは自由に描くことは可能ではあります。

しかし、作者の井上先生もスラムダンクファンもスラムダンクをそのような作品だと捉えていません。

スラムダンクがあれだけ名作として語り継がれる漫画となったのは、一人一人のキャラクターを丁寧に描いたリアルな人間ドラマがあったからに他なりません。

もちろん試合描写はこの映画の見どころの一つですが、人間離れした選手たちがひたすら試合をしていたとしたら、あれほど映画で余韻を感じることはなかったのではないでしょうか。

以下は、井上先生のインタビューでの言葉です。

「観た人に喜んでもらいたいといっても、期待するものをそのまま提供したところで意味がない。

仮に既にある物語をなぞったとして、それでも喜んでもらえるかもしれない。

でもそれでは自分がノッていけない。

やはり、この作品で描きたいものを観てもらいたい。

今の自分が作る意味としての視点が必要でした。」

「一人一人が一歩でいいから前へ出ることで変われることを描きたかったんだ。

痛みを経験して、それでもなお一歩前へ出て殻を破る。

この視点こそ、今自分がやる意味になる」

「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」(ザ・ファースト・スラムダンク リソース)

今回の映画のストーリー、構成は、井上先生の考えたとおりになっていると思います。

宮城リョータが背負う十数年の人生経験が40分の試合に昇華されたからこそ、感動があったはずです。

実際にリョータは、これまでの人生経験で得たものを試合で発揮しました。

また、試合の中での成長や気付きが、その後の彼の人生における重要な経験となったと言えます。

それが一番表れていたのが、安西先生から「ここは君の舞台ですよ」という言葉をかけられた後のゾーンプレス突破の場面です。

山王の分厚いディフェンスの壁を突破したことは、リョータが本当は怖がりであることや、母や亡き兄への負い目の気持ちに打ち勝ったことを意味しているように思います。

考察③ なぜ宮城リョータと三井が高校入学前に出会っていた設定にしたのか?

原作漫画には無いシーンですが、映画では宮城リョータと三井が高校入学前に出会っていたという設定になっていました。

宮城リョータが沖縄から神奈川から引っ越してきた時、一人で練習をしていると、三井が声をかけて、1on1が始まります。

宮城リョータはこの時の1on1中、三井に兄のソータの姿を重ねているようです。

中学MVPをとった三井が湘北高校に入学した話を聞いて、宮城リョータも後を追って湘北バスケ部に入部していたと考えても不思議ではありません。

しかし、三井はケガが原因でバスケを離れ、すっかり変わった姿で宮城リョータの前に現れます。

喧嘩で三井だけを狙ったのは、兄を意識した存在に裏切られた思いが強かったのでしょう。

兄と重ねた三井に希望を抱いたにもかかわらず、その三井に「生きる支えだった」バスケを奪われそうになります。

三井と対決することにより、自分の心がぐちゃぐちゃになってしまったリョータは自暴自棄になって交通事故を起こすのですが、三井との対決がなければ、バスケに自分の意志で向き合うこともなかったかもしれません。

逆に三井にとっても、この喧嘩がなければバスケ部には復帰することはなかったのだと思います。

衝突の末、バスケに向き合うことができた二人、最終的には強い信頼で結ばれることになりました。

宮城リョータと三井の「もう腕で上がんねー」「オッケーパス出すッスよ」の会話シーン。

そして、宮城リョータとソータの「兄弟で同じ誕生日って珍しいよな、俺達は特別って事だ」二人の構図が同じなのもポイントです。

原作漫画の湘北高校での暴力事件の話にもつながっていて面白いですね。

考察④ 映画タイトルの「THE FIRST」の意味は?

映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」というタイトルから、THE FIRST=第一章で続編もあるのではないかという声がネット上などで見られます。

THE FIRSTはどのような意図で付けられたのでしょうか?

これについては、リソースの中で、井上先生が応えられています。

「そもそも狭い意味のタイトルは付けていない。

具体的すぎるタイトルというのは自分らしくないんじゃないか。

逆にどうとでも取れるタイトルがふさわしい。そこで最後に『THE FIRST』という言葉がポンと浮かんで。

あ、これはいいとなったんです」

・・・込めた意味はいくつもある。

「一番は先入観を持たれたくない。・・・ひとつ独立した固有の命みたいな意味合いを持たせたかった。

また、・・・初めて観た時のワクワクを改めて味わってもらいたいという思いを込めて。

「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」(ザ・ファースト・スラムダンク リソース)

つまり、THE FIRSTには明確な意味は持たせていないが、様々な思いを込めて付けられているということになります。

確かに、映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、原作漫画と根っこは同じだけどもう一本の木であり、相互に補完しているようなイメージを持ったファンは多いのではないでしょうか。

また、初めてスラムダンクを見た時のワクワク感を感じたファンも多かったのではないかと思います。

他にも、宮城リョータのポジション:ポイントガードを1番と呼ぶこと宮城リョータが初めの一歩目を踏み出すことを連想したという意見もあり、井上先生が考えられていたように、読み手が色々なことを考えるのもこのタイトルの良さなのだと思います。

▼関連する内容として、映画の続編の可能性についても考察しています。

映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」の考察まとめ

映画スラムダンク「THE FIRST SLAM DUNK」の4つの考察について解説しました。

考察の内容が気になる。
もう一度、映画スラムダンクを見たいなあ。

というあなた!

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