映画「羊たちの沈黙」の伏線【蛾や「服を大事に」の意味は？】

2023-09-032023-11-19

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サイコホラーの傑作として知られる映画「羊たちの沈黙」。

本記事では、その伏線を紹介します。

今回紹介するのは、下記の３つ。

伏線①　クラリスとレクター博士の対話
伏線②　蛾の意味
伏線③　「自分の服を大事にな」の服の意味

伏線①　クラリスとレクター博士の対話

主人公クラリス・スターリングとハンニバル・レクター博士との対話は、この映画の鍵を握る大事な糸です。

レクターの知識と言葉が、後に物語の展開やクラリスの選択に影響を与える伏線となっています。

例えば、対話の中で、クラリスが育てられた伯父の農場で、夜明けに解体される仔羊たちの悲鳴を聞き、その現場を目撃したことがトラウマになったことを明かします。

羊に関するトラウマの話が、作中の捜査の進展やラストシーンでにつながっています。

他には、レクター博士から「昔、私の患者だったミス・モフェットを捜せ！」というヒントを出してもらいますが、アルファベットの綴りを入れ替えることで、犯人の特定に近づいたりします。

伏線②　蛾の意味

この映画では、蛾が出てくるのが印象的です。

クラリスは検死の中で、被害者の喉に昆虫の繭が詰まっているのを発見します。

調査をしてみると、アケロンティア・スティックスという学名を持つ蛾であることが分かりますが、この蛾は、体の模様が骸骨に見える事から、“死の頭”とも呼ばれています。

レクター博士は、被害者の喉に昆虫の繭を詰める理由について、「変化」（サナギから成虫への）を表していると答えています。

「変化」この映画の重要なテーマであることを示唆していると言えます。

伏線③　「自分の服を大事にな」の服の意味

娘が誘拐されたマーティン上院議員に対して、レクター博士が「自分の服を大事にな」という言葉を投げかけますが、この服は何を意味するのでしょうか。

この答えは、クラリスが後の捜査の中で下記のように導き出しています。

最初の犠牲者の自宅で首のないマネキンとダイヤの形に切られた布がありました。

このことから、バッファロー・ビルは女性の皮膚で服を作ろうとしていることに気が付きます。

バッファロー・ビルは、女性の皮膚で作った服によって「変化」したかったのです。

以上が、映画「羊たちの沈黙」の伏線でした。

伏線が気になる！

もう1度見てみたいなぁ…

というあなたへ…！

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こんな人にオススメ

サスペンスやホラーが好きな人

この映画は、サスペンスとホラーの要素を見事に融合させた作品です。

連続殺人鬼の犯行や精神分析の過程など、観客を恐怖と興味で引きつけるストーリーが展開されます。

また、暴力的なシーンやグロテスクな描写も多く、観客に衝撃を与えます。

サスペンスやホラーが好きな人は、この映画を観て楽しむことができるでしょう。

名優の演技を楽しみたい人

この映画は、ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの名優ぶりを堪能できる作品です。

ジョディ・フォスターはクラリスという強くて脆い女性捜査官を見事に演じており、アカデミー主演女優賞を受賞しました。

アンソニー・ホプキンスはレクター博士という知性と残虐さを併せ持つ魅力的なキャラクターを圧巻の演技で表現しており、アカデミー主演男優賞を受賞しました。

彼らの演技は映画史に残るものであり、名優の演技を楽しみたい人は、この映画を観て感動することができるでしょう。

ただし、暴力的なシーンやグロテスクな描写が多いので、苦手な方は注意してください。

ざわプレス

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みんなの評判は？

映画「羊たちの沈黙」は世間でも話題になりました。

『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミ監督。アンソニー・ホプキンスのレクター博士を見たくなり30年ぶりに鑑賞。凄かった。瞬きをしない目で見つめ香水を嗅ぎ当てる。知的で狂気溢れる彼は芸術品だ。クラリスがあらゆる場面で性を意識する対象と見られる事も怖い。91年サイコサスペンスの名作🎞️ pic.twitter.com/TzoI2TpDSW
— 月夜のたま (@tsukiyonotama) August 30, 2023